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【女性用育毛剤の有効成分】酢酸トコフェロールの育毛効果と副作用

酢酸トコフェロールの育毛効果と副作用

最近よく育毛剤に配合されているのが『酢酸トコフェロール』です。もしかしたら、お手持ちの育毛剤にも配合されているかもしれません。でもどうして、酢酸トコフェロールは近年よく育毛剤に使用されているのでしょうか。

今回は酢酸トコフェロールを徹底解剖していきます。基礎知識から、その効能、そして副作用についてまで、網羅しています。

育毛剤を使ううえで覚えておくと便利な『酢酸トコフェロール』という成分について、この機会にぜひ知ってみてくださいね!

酢酸トコフェロールの基礎知識

髪をブラッシングする女性

育毛剤によく配合されている成分でありながら、酢酸トコフェロールについて詳しく知っているという方は多くないのではないでしょうか。酢酸トコフェロールとはいったいどのような成分なのでしょう。

こうした成分を見るときにまず知りたいと思われるのが、天然成分なのかどうかですよね。天然由来の成分は身体にやさしいというイメージもありますし、使っても安全と思われがちだからです。実際、天然成分のものは効き目も穏やかで、頭皮をはじめとする肌にやさしいものが多いですね。

では肝心の酢酸トコフェロールがどのような成分なのかについて、ここでは詳しく見ていきましょう。

酢酸トコフェロールって何?

結論からいうと、酢酸トコフェロールは人工化合物です。

α-トコフェロールというビタミンEの一種を酢酸エステル化して作られた、合成ビタミンEが酢酸トコフェロールの正体です……といわれても、それだけではいったいどんな成分なのかよくわかりませんよね。もう少し詳しく説明しましょう。

ビタミンEは8種類あり、そのうちのひとつがα-トコフェロールです。そのα-トコフェロールをエステル化、つまり、アルコールと酸を結び付けて酸化しづらい状態にしたものが酢酸トコフェロールです。

α-トコフェロールとは?

次に酢酸トコフェロールの元となるα-トコフェロールについて、少し詳しく見ていきましょう。

α-トコフェロールは先ほども説明しましたが、ビタミンEの一種です。8種類あるビタミンEの中でも、最も生理活性(体の働きを調節する性質)が強いのが特徴です。

ビタミンEは食品にも含まれており、玄米等の穀物、生のサツマイモ・ジャガイモといった芋類、そして乾燥アーモンドなどの種子にも多く含まれています。植物性の油にも多く含まれており、サフラワー油やコーン油、身近な存在であるオリーブ油もビタミンEが含まれています。

動物性の食品にも含まれているものがあり、生のサンマやマグロ、タラコといった身近な食品からも摂取することができます。

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酢酸トコフェロールは何に使われているの?

ビタミンEを原料とする酢酸トコフェロールの最も多い使用用途は『酸化防止剤』です。これまでもさまざまなスキンケア商品で酢酸トコフェロールは酸化防止剤として使用されてきました。ただ、近年酸化防止剤として以外にも注目されている働きがあるんです。

ここからは、酢酸トコフェロールがどうして育毛剤やスキンケア用品に使われているのかについて詳しく説明していきます。

身近にある酢酸トコフェロールを使った商品

酢酸トコフェロールは育毛剤だけでなく、さまざまなスキンケア用品に使われています。スキンローションといった基礎化粧品の他、日ごろ使っている女性も多いであろうハンドクリーム、口紅やリップグロス、アイブローやアイライナー等の化粧品にも使用されています。他にも、洗顔料や固形せっけんといった身近なものや、髪につけるものならば育毛剤だけでなく、シャンプー&コンディショナーやヘアトニックに使用されているケースもあります。なんと肌の弱い赤ちゃんに使うベビーローションに含まれていることも。

他にも、抗酸化作用を生かし、油を使用した食品に抗酸化剤として使用されていることがあります。

スキンケア用品から食品まで、本当に幅広く配合されている成分なのです。

肌につけるものに使われるワケ

どうして酢酸トコフェロールが肌につけるものに使われるのかというと、第一に『安全性が高い』ことが挙げられます。天然のビタミンEよりも安全性を高める目的で作られているものが多いため、高い効果のわりに不安点が少ない成分でもあります。

また成分としても優れているという意見が多く、代表的な使用用途である『抗酸化作用』だけでなく、近年は『皮膚のコンディショニング剤』としても注目されています。また、酢酸トコフェロールは紫外線を吸収するので、日焼けによるしみやそばかすへの効果も期待されており、日焼け止めなどにもよく配合されています。

安全性が高く、女性にとってうれしい抗酸化作用や皮膚のコンディショニング効果、日焼け防止などさまざまな効果があるからこそ、酢酸トコフェロールはさまざまなスキンケア用品や育毛剤に使用されるようになってきているのです。

酢酸トコフェロールの育毛効果とは

髪を気にする女性

酢酸トコフェロールの育毛効果とはいったいどのようなものなのでしょうか。

まず酢酸トコフェロールには発毛や育毛効果があるのかどうかについて説明していきます。

酢酸トコフェロールの発毛・育毛成分とは

酢酸トコフェロールには直接的な発毛・育毛効果はありません。残念ながら、塗れば髪の毛が生えてくるといった劇的な効果は望めないでしょう。では、どうして酢酸トコフェロールは育毛剤に配合されているのでしょうか。

酢酸トコフェロールは直接的な効果はありませんが、美しい髪を生やし、保つための土壌となる頭皮の環境を整えてくれます。まず注目したいのが『抗酸化作用』です。酸化が肌の老化を促すことをご存じの方も多いのではないでしょうか。特に頭皮にとって抗酸化作用は重要です。酸化を防ぐことで、頭皮のトラブルを予防することができます。かゆみや湿疹といった頭皮環境の荒れ予防に、酢酸トコフェロールは効果を発揮します。

他にも頭皮の血行促進作用があるのも大きなポイントです。現在は血液の流れが良くなるほど髪にも栄養が行き渡り、美しい髪を保つことができるとされています。酢酸トコフェロールが血液循環量を増やして髪の成長を促してくれることで、直接的な発毛効果がなくとも、間接的に頭皮の環境を整え、髪の脱毛を防ぎ、健康な髪を成長させる手助けをしてくれるのです。

酢酸トコフェロールは髪によい?

髪そのものを変化させるような効果はありませんが、これまで説明してきたように、酢酸トコフェロールは頭皮や頭の血流によい影響を及ぼします。酢酸トコフェロール等の有効成分によって頭皮環境を整えることで、今ある髪をカバーするのではなく、次のヘアサイクルでしっかりとした美しい髪の毛が生えてくるようにするのです。

髪の毛にはヘアサイクルというものがあり、どんな髪にも寿命があります。今生えている髪を一時的によみがえらせるのではなく、これから生えてくる髪の毛に注目し、しっかりと血液に栄養を運んでもらって毛母細胞に丈夫で美しい髪を作ってもらうこと、これが女性の発毛・育毛において大切なことなのです。

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酢酸トコフェロール髪への4つのメリット

ドライヤーをする女性

ここで、これまで紹介してきた内容を踏まえつつ酢酸トコフェロールが髪に与えるメリットについて簡単にまとめておきましょう。

頭皮の血行を促進する

頭皮の血行をよくして、毛母細胞に栄養をしっかりと送ることで丈夫な髪が生えてくる手助けをしてくれます。

頭皮のトラブルを防いでくれる

頭皮の荒れやかゆみ、湿疹やニキビ等を未然に防いでくれます。頭皮トラブルを減らすことで、しっかりとした髪を作るための土壌を整えることができるのです。

頭皮のニオイを抑えてくれる

実は、酢酸トコフェロールには気になる頭皮のニオイを抑えてくれる役割もあります。 これは頭皮トラブルの元となる過酸化脂質の発生を防いでくれるという特徴に由来します。脂質の発生を抑えることで、脂っぽい嫌なニオイも軽減してくれるのです。

頭皮のアンチエイジング効果

抗酸化作用によるアンチエイジング効果も見過ごせません。酸化を防ぐことで、肌の老化を抑え、結果的に若々しい美しい頭皮を保つ手助けをしてくれます。

酢酸トコフェロールの副作用

酢酸トコフェロールは安全性が高いこともあり、育毛剤として使用する分には、ほぼ副作用の心配はないと思ってよいでしょう。しかし、副作用が全くないとは言い切れません。

酢酸トコフェロールの副作用

酢酸トコフェロールを育毛剤として使用する場合、人によってはアレルギーを引き起こすことがあります。具体的には、肌に赤みが出る、かゆみやかぶれを感じるといった症状が出ます。

もしこのようなアレルギー症状が出た場合は、すぐに使用を中止しましょう。

酢酸トコフェロールの注意点

酢酸トコフェロールは天然のビタミンEから生成されたものだけでなく、石油などから合成されたものがあります。その場合、抗酸化作用などのメリットが天然のものと比べてあまり発揮されないといわれています。成分名からは原料まで見抜くことは難しいのですが、見抜き方のひとつとして表記の違いがあります。

『酢酸d-α-トコフェロール』は天然のビタミンEを元にしたものですが、『酢酸dl-α-トコフェロール』は合成ビタミンを使用したものです。少しややこしいのですが、覚えておくと育毛剤を選ぶときの参考になるかもしれません。

酢酸トコフェロールの副作用を防ぐ方法

酢酸トコフェロールは育毛剤を通常使用するうえでは、ほぼ副作用の心配はありません。しかし、経口摂取には注意が必要なことがあります。ここでは酢酸トコフェロールの副作用を防ぐ方法を紹介します。

用法・用量を守る

育毛剤やスキンケア用品を使用する場合、用法・用量を守るようにしましょう。あまり副作用の心配はないとはいえ、過剰摂取を注意するに越したことはありません。そもそも用法・用量は、その育毛剤や化粧品が最も効果を発揮するために定められているものです。

副作用の面からも、効果の面からも、用法・用量を守ることは大切です。

経口摂取に注意

普通に暮らしているとあまり心配することはありませんが、酢酸トコフェロールの経口での過剰摂取には注意が必要といわれています。

例えば酢酸トコフェロールを過剰に摂取したことで、骨粗しょう症のリスクが上がるという研究もあります。他にも、経口での過剰摂取は胃腸に負担がかかり、ひどいときには中毒症状を起こすこともあります。

そもそも原料となるビタミンEも過剰摂取はよくないとされています。一般的な食事を取っていれば過剰摂取の心配はないのですが、サプリメントでの過剰摂取によって死亡率が高まるとの研究結果があるのです。

ただ、酢酸トコフェロールに限らず、どんなものでも過ぎたるは及ばざるがごとしですよね。口に入れるものはバランスよく、サプリ等はあくまで補助的に使用し、しっかりとバランスの取れた食事を心がけることが大切です。

 

おわりに

酢酸トコフェロールはうまく付き合えば、髪やお肌にとって非常によい効果をもたらしてくれます。発毛・育毛を目指すなら、酢酸トコフェロールの入った育毛剤を選ぶのもオススメです。

ぜひ育毛剤選びの際に、今回紹介した知識を活用してみてくださいね。